スタンド花とアレンジ花の違いとは？用途別の選び方

どちらを贈るかで、印象が大きく変わる

お祝い花を贈る際、「スタンド花」と「アレンジ花」のどちらを選ぶかは、シーンによって大きく左右されます。しかし、見た目の豪華さだけで判断してしまうと、場にそぐわない印象を与えてしまうことも。

スタンド花は、高さ約160〜180cmほどのスタンドに生けられた大型の花です。見た目のインパクトがあり、店舗の入り口やイベント会場での設置に向いています。

アレンジ花はカゴや器に吸水スポンジを入れて生けた、比較的コンパクトな花ギフトです。設置場所に制限がある場合や、受付、会議室、楽屋、病室など室内への贈答に適しています。

スタンド花は1段構成で15,000〜25,000円前後、2段構成なら30,000〜50,000円が相場です。アレンジ花は5,000円〜15,000円程度が主流で、配送後そのまま飾れる手軽さがあります。

スタンド花は屋外や公共スペースに設置されることが多く、施設によっては事前許可が必要です。建物の管理ルールや消防法の都合で、設置を断られるケースもあります。

スタンド花は上部に大きな立て札（名札）を付けるのが通例です。一方、アレンジ花では札が小さめになりがちで、目立ちにくくなる傾向があります。

スタンド花もアレンジ花も、どちらも素敵なお祝いの手段ですが、選び方を間違えると“自己満足”になってしまいます。贈り物の“使われ方”を考え抜くことが、感謝と気配りを伝える真のギフトになります。